FreeBSDベースのNASディストリビューションFreeNASが従来のFreeBSDベースのものと、新たにLinuxベースのものの2系統にフォークする模様。
FreeNAS 0.7をリリースの後にLinuxベース(Debianベース)に移行するような話が出ていたが、iXsystemsの支援の元にFreeBSDベースのものも継続になるようだ。
FreeNAS 0.7でZFSに対応し、NASとしての魅力がぐんと増していただけに、Linuxへの移行はどうなのよという気がしていたがとりあえず継続になるようでよかった。
ユーザからしてみると、LinuxベースだとFreeBSDベースよりも対応ハードウェアが広いという利点があるが(といってもFreeBSDも対応ハードウェアは結構広いが)、Linuxには現状モダンなファイルシステムが存在しないのが気になるところ。
ZFSだと、ディレクトリパスにHDDパーティションが直接依存しないため、HDD増設時にディレクトリパスを新たに付け加える必要がなかったり、ファイルシステムレベルで整合性の管理がしっかりいていたり、ファイルシステムレベルでRAIDを実装しているために安全性が高かったりとNASとして扱いやすかった(GB単位でメモリを必要とするが)。
Linuxの次世代ファイルシステムであるBtrfsで同等の機能を実現するようだが、Btrfsはプロダクションレベルにはまだ遠く、実環境で運用が可能になるのは先のことになりそうである。
バッファローやIOデータ、QNAPからもNAS製品が販売されているが、FreeNASだと余っているPCで運用可能なのでイニシャルコストが低い点(もしくはNEC/HPなどの格安サーバでも十分動作するのでこちらも安い)や、ハードウェアが壊れた場合も代替えが探しやすいなどの点があり、個人やSOHO程度で使うにはとても使いやすい。
IOデータのNAS製品を以前に購入したことがあるのだが、オフィスならば全く気にならない音の大きさだが、自宅設置するにはうるさく(寝る部屋と同じ部屋に置いていたというのもあって、かなり静音である必要があった。普通の部屋なら気にならないかもしれない。)、結局処分してしまった。
PCベースならばファンを交換するなりCPUを交換するなりで、自前の静音化の道が開けていたということもあって、それ以来FreeNASを使用している。
ZFSを採用するのがSolarisとFreeBSDというシェアの小さいOSゆえに、ZFSの将来が心配されるところだが。
アップルもZFSの採用を取りやめ、自前で次世代ファイルシステムの開発をしているという話も聞く。
といっても、ファイルシステムのサポートは一般的にいって息が長いのであまり心配することがないかもしれないが。


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